4月の自然観察日記(2004.4.30現在)

赤字は初めて見られた種)

【4月の観察種】

鱗翅目(蛾)(85種)
ヒロズコガ科  マダラマルハヒロズコガ  
ハマキガ科   ニセマメサヤヒメハマキ   グミツマジロヒメハマキ
メイガ科    マエアカスカシノメイガ   ワモンノメイガ       ホソバヤマメイガ
カギバガ科   ギンモンカギバ       ウスギヌカギバ       ウスイロカギバ
トガリバガ科  サカハチトガリバ 
トリバガ科   エゾギクトリバ
シャクガ科   ソトカバナミシャク     シロトゲエダシャク     ウスベニスジナミシャク
        ナカオビカバナミシャク   ギフウスキナミシャク    トビスジヒメナミシャク
        ヒロバトガリエダシャク   クロシタコバネナミシャク  ヒメカバナミシャク
        ハスオビエダシャク     モンオビオエダシャク    フタトビスジナミシャク
        シタコバネナミシャク    モンキキナミシャク     ヘリスジナミシャク
        トシマカバナミシャク    ツマキエダシャク      ナミスジチビヒメシャク
        オオトビスジエダシャク   サザナミオビエダシャク   クロスジアオナミシャク
        ツツジツマキリエダシャク  ウラベニエダシャク     フタホシシロエダシャク
        シタコバネナミシャク    ツマジロエダシャク     ミスジツマキリエダシャク
        マエキトビエダシャク    ウチムラサキヒメエダシャク セスジナミシャク
        アシブトチズモンアオシャク フタマエホシエダシャク   アトスジグロナミシャク
        コヨツメアオシャク     ユウマダラエダシャク
スズメガ科   オオシモフリスズメ     クロスズメ         コウチスズメ
        サザナミスズメ
シャチホコガ科 アオシャチホコ       ノヒラトビモンシャチホコ  シャチホコガ
ドクガ科    アカヒゲドクガ       ドクガ           リンゴドクガ
        ゴマフリドクガ
ヒトリガ科   フトスジモンヒトリ     オビヒトリ         キハラゴマダラヒトリ
ヤガ科     クロミミキリガ       オオシロテンクチバ     トビモンアツバ
        フクラスズメ        ナンキンキノカワガ     カギモンヤガ
        ミツボシキリガ       フサヤガ          ナシケンモン
        アオアツバ         サビイロコヤガ       アカスジアオリンガ
        シロスジトモエ       カバスジヤガ        ニセミカドアツバ
        ナカジロアツバ       キンイロキリガ       ヨシノクルマコヤガ
        プライヤキリバ       キバラモクメキリガ     アカテンクチバ
        カザリツマキリアツバ    スジキリヨトウ       アヤホソコヤガ

鱗翅目(蝶)(11種)
アゲハチョウ科 アゲハ           クロアゲハ
シロチョウ科  モンシロチョウ       モンキチョウ        キチョウ
テングチョウ科 テングチョウ
シジミチョウ科 ベニシジミ         ヤマトシジミ        ツバメシジミ     
        ルリシジミ
ジャノメチョウ科 ヒメウラナミジャノメ

半翅目(9種)
        ミツボシツチカメムシ    ムラサキナガカメムシ    クサギカメムシ
        マルカメムシ        ツヤアオカメムシ      ヒメトゲヘリカメムシ
        ミナミトゲヘリカメムシ   ケブカヒメヘリカメムシ   ホシハラビロヘリカメムシ

その他 
        ヒゲナガカワトビケラ    ニンギョウトビケラ     ウルマーシマトビケラ
        チラカゲロウ        ヤマトフタツメカワゲラ   コアオハナムグリ
        センチコガネ

【写真日記】
 これ、なんだかわかりますか?トビケラの仲間で、ヒゲナガカワトビケラといいます。幼虫が水棲なので川の近くで、今頃、結構見かけます。(4/03)  大きなガガンボ。前の写真にどこか似ていますね。でもまったく関係ありません。マダラガガンボ。初めの頃、ガガンボの展翅をしていたのですが、長い脚がすぐ折れるし、展翅の邪魔になるし、というので最近は見るだけにしています。(4/03)
 フクラスズメ。大きな蛾です。越冬していたものでしょう。幼虫はカラムシを食べる派手なやつです。(4/05)  ハスオビエダシャクといいます。早春に出てくる蛾です。翅に斜めについた点々が特徴です。点々でなく線であることも多いです。(4/06)
 いよいよ出てきましたね。早春の暴れん坊、オオシモフリスズメです。日本で一番大きなスズメガと言われています。幼虫も成虫もしゅっしゅっと音を出して警戒させます。見るからに怖い姿ですね。(4/06)  きれいな模様ですね。白い点が三つあり,ミツボシキリガと呼ばれています。セダカモクメ亜科に属し、越冬した成虫です。(4/09)
 そのこわいオオシモフリスズメも三日経つとごらんの通りです。おそらくスズメの仕業でしょう。ようやりまんなあ。(4/09)  小さいカメムシです。ミツボシツチカメムシです。以前、東山をあるいていたら道に止まっていたので、写真をとっていたら逃げられてしまいました。というわけで標本のなかった種です。今回はばっちり捕まえることができました。(4/10)
 ヤマトフタツメカワゲラといいます。今時、かなりたくさんいます。やはり幼虫が水棲なので川の畔に多いのでしょう。(4/12)  シャチホコガです。この蛾は止まったままの姿は、後翅が前翅より前にでて花びらのような泊まり方をしています。よく見ると模様はちょうどこのような変わった止まり方にあうようにつけられています。(4/12)
 小さいカメムシです。吹田の職場の窓についていました。ヒメトゲヘリカメムシといい、初めての採集です。不思議なのですが、このカメムシは全国農村教育協会のカメムシ図鑑には出ていません。カメムシ研究会によれば大阪では記録されています。(4/13)  ハラビロヘリカメムシです。このカメムシはマンションでよく見かけます。(4/14)
 大型の蛾です。シロスジトモエです。これに似た蛾にハグルマトモエとかオスグロトモエがいますが、白い筋が特徴です。よく見かける蛾です。(4/16)  ヨシノクルマコヤガという蛾です。細かな模様が日本的な感じがします。マンションではよく見られます。(4/19)
 変わった形の翅ですね。ギンモンカギバといいます。カギバガの仲間はこのように翅の先がとがっていますが、さらにこの蛾のように翅が湾曲したものも多く見られます。(4/19)  クロスズメです。この蛾も、私が蛾の採集をまだ始める前の数年前に見かけたきりで、あのとき採集しておけばよかったと思っていた蛾です。やっと再会できました。(4/20)
 これはヒルでしょうね。なんと気味が悪い。頭の所はどうなっているのでしょう。(4/20)
(追記)インターネットで調べてみると、クロイロコウガイビルという名前らしいです。血は吸わず、ナメクジなどを食べるようです。(5/01)
 このきれいな蜘蛛の名前をご存じの方はおられませんか。(4/21)
 リンゴドクガです。ドクガの仲間は、この蛾のように前の脚を前方に伸ばしているものが多いようです。ドクガの仲間ではありますが、毒はありません。マンションでは多産します。(4/21)  カザリツマキリアツバで、結構きれいに思っているのですが、いかがでしょう。あまり数は多くありませんが、時々見ます。(4/25)
 上で書いたギンモンカギバによく似ていますが、おそらくウスイロカギバというのではないかと思います。私には初めての種類です。山本義丸先生の箕面山蛾類目録では普通種となっています。(4/25)  今月は小さいカメムシが多いのですが、ケブカヒメヘリカメムシも小さいカメムシです。私には初めての採集です。(4/25)
 この蜘蛛、結構いるのですが、何という名でしょうね。蜘蛛の図鑑がないと分かりませんね。(4/29)
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