1月の自然観察日記(2003.1.31現在)

赤字は初めて見られた種)

【自然観察日記】
1月11日

  • 今年から「自然観察日記」として、昆虫速報を模様替えしてみようと思います。といっても三日坊主になりそうですが。
  • 今年の正月は喪中ということで、蛾の標本の整理で明け暮れました。この1996年から7年間で、マンションにやってきた蛾は1100種になりました。ずいぶんと採集したものです。今年はそろそろやめようと思いつつ、7年もたってしまったことになります。今年は・・・・。
  • この冬は寒いのかまったくといっていいほどフユシャクにお目にかかれません。何年か前は、正月と言えば、ウスモン・ウスバフユシャクのオンパレードだったのにと少し寂しく感じます。

  • 1月17日
  • このごろはほとんど虫の姿を見ません。今日やっとフユシャクの一種ウスバフユシャクを見ることができました。それにしても今年はフユシャクが極端に少ないようです。1月になってたった3種類3頭見ただけというのは。

  • 1月24日
  • マンションの地下駐車場の天井にクロテンフユシャクが止まっていました。なんだかんだと少ないながらも今シーズンのフユシャクは8種類目になりました。

  • 1月25日
  • 今日は川西緑台にある赤い実のなる街路樹を調べにいきました。この間行ったときに、葉っぱがあって赤い実の一杯なっているもの、葉っぱがなくて赤い実が一杯なっているもの、葉っぱが一杯だけど赤い実がないものがあって、どうなっているのだろうということが家で話題になりました。調べてみると葉っぱは皆同じ種類でモチノキ科であることは間違いなさそうです。いろいろと調べるとクロガネモチの可能性が高く、雌雄異株で実のあるものとないものがあっても不思議はなさそうです。しかし、葉っぱの全くない木が何本もあってこれについては良く分かりません。クロガネモチでも葉の落ちるものがあるのでしょうか。

  • 1月26日
  • 昨日の続きで、「赤い実探偵団」と称して、近くの山に赤い実を捜しに行きました。しかし、目当てとしていたフユイチゴはまったくなく(今年はどうしたのだろう)、サンシュユの実を見つけただけに終わりました。その代わり、鳥はメジロ、エナガ、ホオジロがみられました。カケスの声も聞こえました。
  • それで今度は鳥を見に行こうと思って、昼ごろから昆陽池に出かけました。昆陽池は寒いにも拘わらず、カメラマンで一杯でした。とりあえずトイレに行ってみると、案の定、ウスバフユシャク、クロテンフユシャクがとまっていましたが、さすがに写真を撮るわけにもいかず、観察のみ。ちなみに、蛾を集めている人は外出すると、とりあえず公衆トイレと自動販売機には寄ってみるそうです。
  • 池の方は相変わらず、渡り鳥がいましたが、やや少ない感じです。カイツブリのようにもぐってばかりいる鳥を見つけ、じっと観察してみると、どうやら「ミコアイサ」のようです。これは初見かなと少し興奮しました。よく見ると3羽ほどいることが分かりました。
  • 鳥が多く集まっている方へいくと、「カワセミ」という声が聞こえ、そちらを見るとほんの目の前にカワセミが止まっていました。望遠が今ひとつで写真には大きく写りませんでしたが、見れば見るほどきれいな鳥です。
  • そのうち、何やら見かけぬ鳥が毛づくろいをしていると思って図鑑を調べると、「コクガン」でした。こんな珍しい鳥がいるのに、誰も注目していません。僅かに一人のカメラマンが写真をとっているだけ。家に戻ってから別の図鑑でみると天然記念物と書いてあり、またまた、びっくり。早速インターネットで調べてみると、どうやら飼われて羽根を切られていたものを保護したもののようです。皆そういう事情を知っていて注目していなかったのかなあと思ってしまいました。
  • 結局観察できた種は、マガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、カルガモ、ミコアイサ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、カワウ、アオサギ、カイツブリ、カワセミ、ユリカモメ、コクガン、スズメ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、モズ、カモメ、コブハクチョウ、アヒルなどでした。
  • おまけで岸辺には「ヌートリア」が2匹えさをねだっていました。しかし、この動物はどうも好きになれません。どうみてもねずみです、しかもばかでかい。

  • 1月27日
  • 9種類目のフユシャク、シロフフユエダシャクが見られました。この蛾は2月下旬から見られる種です。これまででもっとも早い観察記録になりました。

  • 【1月の観察種】

    鱗翅目(9種)
    シャクガ科   シロオビフユシャク   カバナミシャクsp    ウスモンフユシャク
            ウスバフユシャク    クロテンフユシャク   シロフフユエダシャク
    ヤガ科     ノコメトガリキリガ   カシワオビキリガ    ミヤマオビキリガ
           

    (28種)
    カワセミ科   カワセミ 
    ヒヨドリ科   ヒヨドリ 
    モズ科     モズ
    ヒタキ科    ルリビタキ       ジョウビタキ
    エナガ科    エナガ
    メジロ科    メジロ
    ホオジロ科   ホオジロ
    ハタオリドリ科 スズメ
    ムクドリ科   ムクドリ
    カラス科    ハシボソガラス     ハシブトガラス     カケス
    カイツブリ科  カイツブリ
    ウ科      カワウ
    サギ科     アオサギ
    ガンカモ科   コクガン        コブハクチョウ     マガモ
            カルガモ        ハシビロガモ      オナガガモ
            コガモ         ヒドリガモ       ミコアイサ
            キンクロハジロ
    カモメ科    カモメ         ユリカモメ            

    【写真】






    シロオビフユシャク
    1月1日撮影
    ウスバフユシャク
    1月17日撮影
    クロガネモチ
    1月25日撮影
    ヌートリア
    1月26日撮影
    サンシュユ
    1月26日撮影
    シロフフユエダシャク
    1月27日撮影





    カワセミ
    1月26日撮影
    ミコアイサ
    1月26日撮影
    ユリカモメ
    1月26日撮影
    コクガン
    1月26日撮影
    ハシボソガラス
    1月26日撮影
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