はじめに | 写真で見る目次 | とまり方による検索 |
蛾の写真を撮り始めたのが1995年だから、今年で4年目になる。マンションの地下にある郵便ポストに新聞を取りにいくのを日課にしてから、毎朝、壁にとまっている蛾を見るのが趣味になり、写真を撮り始めてしまった。その翌年から標本も作るはめになり、とうとう深みにはまってしまったようだ。 伏尾台は余野川が平野部に流れ出たところにある山の斜面を削って造った団地だが、ともかく昆虫が多い。私の住むマンション「セラージュ」はちょうどその前衛となるべき斜面に建っているのでことさら多く、蛾をはじめとして、甲虫、セミ、カゲロウなどいろいろな昆虫が夜の明かりを求めてやってきている。 蛾もはじめは漫然と見ていたのだが、そのうち、そのとまり方がそれぞれ個性あるのに気が付いた。これは面白いと思って写真を撮り始めて、とうとうその数も600種を越えてしまった。図鑑などで蛾の標本写真は時々見るのだが、とまったままの姿の写真はそんなに多くはない。とまったままでつながった一つの模様を作り上げているのに、標本にしてしまうと見る影もなくなっている。これでは真の姿を伝えていない。そんな口実を設けながら写真をとっていたら、いつのまにか数が増えてしまった。これを図鑑にしてみてはどうかなと思い始め、とうとう本書のような形になってしまった。 図鑑にしては網羅的ではないし、検索も整っていないし、不備な点が多すぎるのだけど、暇なときにぱらぱらめくっていただいて、蛾のとまり方にも興味をいだいていただければ筆者としてはこの上もなくうれしく思う次第である。 1998年11月 筆者
ホームページに「とまったままの蛾の図鑑」のことをのせてから、何人かの方から譲ってくれないかというメールをいただきました。実は原版が古いMACでつくってあって、Windowsで読んだときに写真がうまく再現されないというトラブルに見舞われていました。MAC版を印刷したものは少し間違いがあったりして、不満なものでしたので、そのうち作り直そうと思いながら、何年か過ぎてしまいました。メールをいただいた方にはもう少しお待ちくださいとお返事したままになっていて、大変心苦しく思っていました。今度Web版という形でつくり直し、画像を取り込んでいくので、これを基にもう一度冊子版もつくってみたいと思っています。ご希望の方は今しばらくお待ちください。 2003年2月 筆者 |
大きな蛾 | ||||||
ひげの長い蛾 | カクバネヒゲナガキバガ |
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変わった翅の蛾 | ||||||
蜂みたいな蛾 | オオスカシバ |
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前脚を突っ張る蛾 | ||||||
後翅が前翅より 前に出る蛾 |
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体を立てて とまる蛾 |
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枯葉みたいな蛾 | ムラサキシャチホコ |
クチバ亜科 |
テングアツバ |
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尻尾をあげて とまる蛾 |
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木切れみたいな蛾 | ||||||
小枝がつきだして いるような蛾 |
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飛行機みたいな蛾 | オカモトトゲエダシャク |
ツマジロエダシャク |
クロオビシロフタオ |
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昼間飛んでいる蛾 | キアシドクガ |
ホタルガ |
ウスバツバメガ |
キンモンガ |
イカリモンガ |
目玉模様の蛾 |