マンションに来た蛾の統計


 マンションにやって来る蛾の種類と個体数を毎日記録していますので、次のような統計が描けました。赤色は一日に見た蛾の種類数、青色は個体数です。下の図を見ると、蛾の発生は年によって大きく異なりますが、3-4月、6月、9-10月にかけての3つの時期に多く発生する様子が分かります。3-4月は主にいろいろなキリガ類とナミシャク類が発生します。ナミシャクの中ではカバナミシャクが多いので、個体数も多く見られますが、2001年爆発的に発生したのはモンキキナミシャクでした。一日に多いときで150頭ほど見られたことがありました。6月はメイガ、シャクガが多く発生します。2000年の6月に多く発生したのはハグルマエダシャク、2001年はハグルマエダシャクとプライヤキリバでした。9月はヤガが多いのですが、年によってはメイガも多く見られます。個体数が多いのはヒメマダラミズメイガです。個体数は少ないのですが、8月はシャチホコガが多く見られます。2002年は天候が不順で、5月ごろから夏のような天気が続いたと思うと10月終わりには寒波がやってきて、蛾の発生も早かったり遅かったりとかなりの影響を受けたようです。





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