チョウとガはどこがちがう? 

 チョウとガはどこが違う?これはいつも聞かれる質問です。これには次のような答えが良くされます。

     1)チョウは触角の先が太い?
     2)チョウは昼、ガは夜活動する?
     3)ガは胴体が太い?
     4)ガの鱗粉は落ちやすい?
     5)ガは色がじみだ?
     6)チョウは翅を閉じてとまるが、ガは翅を開いてとまる?
しかし、チョウとガは翅に鱗粉を持つ同じチョウ目と呼ばれる仲間です。多くのチョウ目の種類のうち、ほんの一部をチョウと呼び、それ以外をすべてガと呼んでいます。だから、チョウとガを明確に区別する方法はありません。日本に棲んでいるチョウとガは触角に違いが見られます。次の説明を見てガとチョウの違いを自分で調べてみましょう。

チョウと蛾の触角 



こん棒形(アオスジアゲハ)


かぎ形(アオバセセリ)


羽毛状(オオミズアオ)


くし歯状(リンゴドクガ)


糸状(クビワウスグロホソバ)

チョウの触角は上段の写真のように先が太くなっているものが多いのですが、ガの触角下段の写真のように羽毛状、くし歯状、糸状、鋸歯状などさまざまです。

いろいろなガ 

昼間活動するガ
イカリモンガ

ウスバツバメガ
胴体の細いガ
キンモンガ

ホシシャク
派手な色のガ
サラサリンガ

アカスジシロコケガ
翅を閉じてとまるガ
エゾヨツメ

ルリモンクチバ

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