【地　域】　妙見口〜初谷川〜妙見山
【環　境】　ため池、山道
【年月日】　２００３年６月２５日
【時　刻】　１１：００−１４：３０
【天　候】　曇り
【確　認】　採集または目撃
【観察種】
　【チョウ】13種
　　［アゲハチョウ科］　・キアゲハ(1)
　　［シロチョウ科］　　・モンシロチョウ(+)　・スジグロシロチョウ(1)　・エゾスジグロシロチョウ(+)
　　［テングチョウ科］　・テングチョウ(2-3)
　　［タテハチョウ科］　・ミドリヒョウモン(1)　・イチモンジチョウ(1)　・アサマイチモンジ(1)
　　　　　　　　　　　　・アカタテハ(1)
　　［シジミチョウ科］　・ベニシジミ(+)　・ヤマトシジミ(+)　・ルリシジミ(+)
　　［ジャノメチョウ科］・ヒメウラナミジャノメ(1)　
　【蛾】6種　
　　［メイガ科］　　　　・ヨスジノメイガ
　　［シャクガ科］　　　・ウスキツバメエダシャク　・ウメエダシャク　・ビロードナミシャク
　　［カノコガ科］　　　・カノコガ
　　［ヤガ科］　　　　　・アケビコノハ
　【トンボ】3種
　　［カワトンボ科］　　・ニシカワトンボ(1)　・ミヤマカワトンボ(3)
　　［ヤンマ科］　　　　・ギンヤンマ(1)
　【その他】
　　　・ヤマカガシ　・イモリ　・モリアオガエル
　【植物（開花中）】
　　　・ドクダミ　・トウバナ　・ウマノスズクサ　・カタバミ　・セイヨウタンポポ
　　　・ハルノノゲシ　・ムラサキカタバミ　・ハルジョオン　・ヒメジョオン　・オオイヌノフグリ
　　　・イヌガラシ　・ヨウシュヤマゴボウ　・ギシギシ　・ハコベ　・ママコノシリヌグイ
　　　・クマノミズキ　・ムラサキシキブ
　　

【写　真】

ツルアジサイ	ケーブル沿線のアジサイ	ウマノスズクサ	ベニシジミ		ヘラオオバコ
ニホンアマガエル		ハエドクソウ	モリアオガエルの卵	産卵中のモリアオガエル	モリアオガエルの オタマジャクシ
ママコノシリヌグイ	マタタビ	アカメガシワ	ヒメコウゾ	クマノミズキ

【備　考】

• 研究室の遠足で、妙見山初谷川コースを登りました。私は車で一旦、山の頂上の駐車場まで行き、車をおいて、リフト・ケーブルを乗り継いで黒川まで行き、歩いて妙見口にいって皆と合流しました。前日の夜からの激しい雨が朝まで降っていましたが、幸い歩き始めた１１時頃にはすっかりあがり、午後には晴れ間も見えるようになりました。初谷川は見た目には水量は多くないように見えましたが、川沿いの道があちこち水をかぶり、水の中を何度も渡渉するはめになりました。
• 昆虫は残念ながらあまりみられませんでした。雨上がりなので、まだ飛び回れないからかもしれません。特に気になったのは、川沿いにやたらといたエゾスジグロシロチョウです。似た種類のスジグロシロチョウは山の上の方までいくまではほとんどみられませんでした。以前、黒川の調査を行ったときも、エゾスジグロが多いことが目につきました。黒川には食草のハクサンハタザオが多くあるので、納得がいったのですが、初谷川沿いにも多いのでしょうか。
• 一番の見ものはモリアオガエルでした。産卵された卵が下の水たまりに垂れて、水たまりにいっぱい小さいオタマジャクシがみられた一方、産卵中と思われる卵の上にカエルがぎっしりついているところもみられました。以前聞いた話では、一匹の雌の周りに雄がいっぱい集まって産卵するとありましたが、まさに目の当たりに見ることができました。感激です。しかし、研究室の学生はあまり関心がないようでした。