【環 境】 標高100m、山道、ため池
【年月日】 2001年6月2日
【時 刻】 9:40-12:20
【天 候】 晴れ
【確 認】 採集または目撃
【観察種】
【チョウ】15種
[アゲハチョウ科] ・クロアゲハ(1) ・ナガサキアゲハ(1)
[シロチョウ科] ・モンシロチョウ(+) ・スジグロシロチョウ(2-3) ・モンキチョウ(3-4)
[タテハチョウ科] ・コミスジ(4-5) ・ホシミスジ(4-5)
[テングチョウ科] ・テングチョウ(+++)
[マダラチョウ科] ・アサギマダラ?(1)
[シジミチョウ科] ・ルリシジミ(4-5) ・アカシジミ(3) ・ウラナミアカシジミ(2)
・ウラギンシジミ(1) ・ミズイロオナガシジミ(1)
[ジャノメチョウ科]・ヒメウラナミジャノメ(1)・サトキマダラヒカゲ(3-4)
・クロヒカゲ(1) ・ヒカゲチョウ(3-4)
【トンボ】8種
[イトトンボ科] ・クロイトトンボ(++) ・キイトトンボ(+)
[モノサシトンボ科]・モノサシトンボ(+)
[ヤンマ科] ・クロスジギンヤンマ(3) ・サラサヤンマ(1)
[トンボ科] ・ヨツボシトンボ(4-5) ・ショウジョウトンボ(4-5)
・シオカラトンボ(2)
【ガ】13種
[ドクガ科] ・キアシドクガ(++) ・マイマイガの幼虫(+++)
[シャクガ科] ・ギンスジヒメシャク(1)
【脈翅目】
[ラクダムシ科] ・ラクダムシ
【備考】
・ともかくすばらしい一日でした。まず第一に本当に無数と言えるほどの生まれたてののテングチョウです。うっすら水のたまったところ、イヌツゲなどに100-200頭単位でとまっていて、人が来るといっせいに飛び上がりあたりが真っ黒になるほどです。いったいどのくらいの数のチョウが発生したのでしょう。あまりのすごさに一度はビデオをとりに、もう一度は家内を連れに、合計3度も山に行ってしまいました。
・チョウでは先日ミスジチョウを捕まえた人がいたので、今度は自分で取りたいと思っていましたが、今日は残念ながら出会うことができませんでした。その代わり、この辺では初めてのウラナミアカシジミを2頭捕まえることができました。アカシジミ、ミズイロオナガシジミとそろそろゼフィルスの季節になったようです。アサギマダラだとおもうのですが、ふわふわと上空を飛んでいきました。
・トンボでは初めてサラサヤンマを捕まえることができました。草むらの上1mほどのところを旋回するトンボがいたので、どうせサナエトンボだろうと捕らえてみると、本当にびっくりしました。日本で一番小型のヤンマであるサラサヤンマです。このトンボは少し前、川西市の黒川でも捕まえたと兵庫昆虫の近藤さんがいっておられましたが、とうとう自分で捕まえることができました。ショウジョウトンボはもうすでに真っ赤になっていました。
・白くてふわふわと不器用に飛んでいるのはキアシドクガでした。よく見るとここかしこいっぱい飛んでいます。それに、木という木、葉という葉にいっぱいもう相当大きくなったマイマイガの幼虫がくっついていました。
・ホトトギスの声が間近に聞こえると思ったら、突然上空を飛ぶ姿が見られました。鳥ではウグイス、ヤブサメがうるさく鳴いています。