第9回 芋生川定点調査

【環 境】  標高約100m、川沿い、畑地
【年月日】 2004年1月11日
【時 刻】 9:40−12:00
【天 候】 曇/晴
【確 認】 採集または目撃
【観察種】

 【チョウ】1種
  [シジミチョウ科] ・ムラサキシジミ(2)
 【蛾】1種
  [ヤガ科]     ・カラスヨトウ
 【その他】      ・ルリハムシ 

 【注】数字は個体数、+は5-10頭、++は10頭以上を表す。

 【植物(花・実】11種
  [アブラナ科]   ・タネツケバナ
            ・ナズナ
  [キク科]     ・ヒメジョオン
            ・セイタカアワダチソウ
            ・カンサイタンポポ
            ・シマカンギク
            ・コセンダングサ(実)
  [ゴマノハグサ科] ・ムラサキサギゴケ
            ・オオイヌノフグリ
  [シソ科]     ・ヒメオドリコソウ
            ・ホトケノザ
  [バラ科]     ・ロウバイ
            ・フユイチゴ(実)

 【シダ】21種
  [イノモトソウ科] ・イノモトソウ
            ・オオバノイノモトソウ
  [ウラボシ科]   ・ノキシノブ
            ・マメヅタ
  [オシダ科]    ・ベニシダ
            ・ヤブソテツ
            ・オオイタチシダ
            ・ヤマイタチシダ
            ・クマワラビ
            ・イノデ
            ・ハカタシダ
  [フサシダ科]   ・カニクサ
  [シシガシラ科]  ・シシガシラ
  [チャセンシダ科] ・トラノオシダ
  [トクサ科]    ・スギナ
  [ヒメシダ科]   ・ハシゴシダ
            ・ホシダ
  [コバノイシカグマ科]・イワヒメワラビ
  [イワデンダ科]  ・シケシダ
  [ホウライシダ科] ・タチシノブ
            ・イワガネソウ

【備考】
  • 1月ともなると、芋生川もさすがに寂しい風景である。今日は雪がちらつくこともあったが、日が当たると結構暖かく、楽しい観察ができた。残念ながら参加者は私とU先生だけだったが。今日から、観察会の後、自治会館を借りて同定会をしようと話し合っていたのだが、自治会館が使用中とのことで、結局家で同定することとなった。
  • 花も少なく、虫もあまりいないので、主にシダを中心に観察した。そのため、普段歩かない河原や山を歩いて面白い場所が何カ所か見られた。始めにロウバイが咲いているところがあり、そのにおいを堪能した。普段降りない河原に降りて、川沿いに歩いていると、イワガネソウ、イノデ、イタチシダなどが豊富で、また、フユイチゴが実をたくさん付けていた。河原にはなぜか黄色い菊が咲いていた。家で調べてみるとどうもシマカンギクらしい。初めて見ることができた。
  • 畑の畦を山に向かってついている道を歩いていくと、突然チョウが飛び出し近くに止まった。ムラサキシジミである。越冬中だったのが、暖かさで出てきたのかもしれない。観察していると、もう一頭飛び出してきた。さらに進むと、比較的新しいちょっと奇異な建物があり、お地蔵さんが6体並んでいる場所に出た。お地蔵さんは結構古いものだが、道がしっかりついているので、地元の人はお参りに来ているのだろう。そのすぐ裏が住宅地として開発されていて、新しい家が建っており、非常に違和感を感じた。シダは熊野神社のすぐ裏の水路沿いにもカナワラビ、イワヒメワラビなど数種があった。ワラビもゲジゲジシダもすっかり枯れてしまっていた。
ロウバイ
冬景色
ムラサキサギゴケ
アザミのロゼット
イノデ
シマカンギク
イワガネソウ
フユイチゴ
マメヅタ
ハシゴシダ
ムラサキシジミ
ヤマイタチシダ
シシガシラ
熊野神社正月飾り
熊野神社
熊野神社
ハカタシダ
シケシダ
イワヒメワラビ
コセンダングサ
カニクサ
カラスヨトウ

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