第8回 芋生川定点調査

【環 境】  標高約100m、川沿い、畑地
【年月日】 2003年12月13日
【時 刻】 9:30−11:50
【天 候】 晴
【確 認】 採集または目撃
【観察種】

 【チョウ】5種
  [シロチョウ科]  ・モンキチョウ(2)
  [タテハチョウ科] ・ツマグロヒョウモン(2)
            ・ヒメアカタテハ(1)
  [シジミチョウ科] ・ヤマトシジミ(+)
            ・ベニシジミ(+)
 【蛾】1種
  [シャクガ科]   ・クロスジフユエダシャク(3)
 【トンボ】2種
  [アオイトトンボ科]・ホソミオツネントンボ(1)
  [トンボ科]    ・ナツアカネ(3)
 【その他】      ・ルリハムシ 
            ・ハリカメムシ

 【注】数字は個体数、+は5-10頭、++は10頭以上を表す。

 【植物(花・実】38種
  [アカザ科]    ・シロザ
  [アブラナ科]   ・イヌガラシ
            ・タネツケバナ
            ・ナズナ
            ・スカシタゴボウ
  [イネ科]     ・ジュズダマ(実)
            ・イヌビエ
  [ウリ科]     ・カラスウリ(実)
  [カヤツリグサ科] ・カワラスガナ
  [キク科]     ・ハルノノゲシ
            ・ヒメジョオン
            ・オニタビラコ
            ・コセンダングサ
            ・セイヨウタンポポ
            ・セイタカアワダチソウ
            ・ハキダメギク
            ・ジシバリ
            ・アメリカセンダングサ
            ・カンサイタンポポ

  [クスノキ科]   ・ソヨゴ
  [クマツヅラ科]  ・シロシキブ(実)
            ・ムラサキシキブ(実)
  [ゴマノハグサ科] ・ムラサキサギゴケ
            ・オオイヌノフグリ
  [サクラソウ科]  ・コナスビ
  [シソ科]     ・タツナミソウ
            ・ヒメオドリコソウ
            ・ホトケノザ
  [スミレ科]    ・タチツボスミレ
  [タデ科]     ・イヌタデ
  [ナス科]     ・イヌホオズキ(花、実)
  [ナデシコ科]   ・ハコベ
  [バラ科]     ・ロウバイ
  [フウロソウ科]  ・ゲンノショウコ
  [ブドウ科]    ・ノブドウ(実)
  [マメ科]     ・シロツメクサ
  [ムラサキ科]   ・キウリグサ
  [ユリ科]     ・サルトリイバラ(実)

 【シダ】20種
  [イノモトソウ科] ・イノモトソウ
            ・オオバノイノモトソウ
  [ウラボシ科]   ・ノキシノブ
  [オシダ科]    ・ベニシダ
            ・ヤブソテツ
            ・オオイタチシダ
            ・ヤマイタチシダ
  [カニクサ科]   ・カニクサ
  [コバノイシカグマ科]・ワラビ
  [シシガシラ科]  ・シシガシラ
  [チャセンシダ科] ・トラノオシダ
  [トクサ科]    ・スギナ
  [ハナワラビ科]  ・フユノハナワラビ
  [ヒメシダ科]   ・コハシゴシダ
            ・ハシゴシダ
            ・ホシダ
            ・ヒメワラビ
            ・シケシダ
            ・ゲジゲジシダ
  [ワラビ科]    ・タチシノブ

【備考】
  • 今日はU先生と二人の調査であった。日があたっていると12月とは思えぬほどの暖かさで、昼近くになるとチョウがつぎつぎと出てきて、にぎやかになった。U先生は褐色のホソミオツネントンボが止まっているのを見つけられた。12月なのに春の花、タネツケバナ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザなどの花が見られた。もう、春が近いのだろうか。
  • 今日はU先生が一緒のせいなのか、やたら人に話しかけられることが多かった。今頃、何もなさそうな畑や川を歩いているのは奇妙に見えるのだろう。
  • 「マムシのおばあさん」にであった。昨年は7匹も捕まえたそうである。おばあさんのお父さん(?)がマムシについていつもうるさくいっていたので、一度捕まえてみたかったそうである。「ほかの蛇は人を見ると逃げていくが、マムシは逃げないので、かみつかれたら死ぬから注意しろ」という教えである。ある日、畑にマムシがいたので、一度捕まえてみようと思った。放っておけば、口から子供を何匹も出して、どんどん増えていくから捕まえておかなければと思った。マムシにあったら、「そのままいときーよ」といって、手ぬぐいでも帽子でもマムシの上に置いておくと、マムシはじっとしていると聞いたので、「そのままにしとき」といって、サンダルを片方脱いでマムシの上に置いておいて、片足になりながら、近くのお墓に棒きれを探しに行った。戻ってくると、マムシはちゃあんとそのまま待っているので、棒で頭を押さえて、蛇を捕まえた。手でぶら下げて近くの家まで行って、一升瓶に水をいれてくれと頼んだら、そこのおかみさんは長いものがきらいで、ぎゃっといって引っ込んでしまった。それで、瓶だけ外にだしておいてくれと頼んで、その瓶にマムシをつっこんで、家まで持って帰った。瓶の中の水を毎日換えて3日間洗い、4日目に漏斗から焼酎をいれたら、蛇は苦しがって外に出たがったが、入り口が漏斗なのででられず、やがてとぐろを巻いて死んでしまった。そのまま、5年、長いほどいいので、10年ほどおいて飲むと身体に大変良い。その焼酎は傷にも効く。また、飲み終わった後も蛇を出して、細かく刻んで、飲めば身体に良いので、捨ててはだめだ。
  • 芋生川あたりの人は女の方でも、みんなマムシを捕まえるのかなと思って、別のおばさんに聞いたら、あのおばあさんは特別だよ。私らすぐ逃げるわ、といって笑っていた。
アメリカセンダングサ
ハシゴシダ
ソヨゴ
サルトリイバラ
ベニシダ
オオバノイノモトソウ
ムラサキシキブ
クロスジフユエダシャク
トラノオシダ
ノキシノブ
カワラスガナ
ルリハムシ
イヌシダ?
カニクサ
カンサイタンポポ
コセンダングサ
ゲジゲジシダ
ムラサキサギゴケ
コナスビ
ホシダ
オオイタチシダ
ホソミオツネントンボ
ハリカメムシ
タチツボスミレ
ロウバイ
ノブドウ
ヤマイタチシダ

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